郷土の史跡【大岡越前守忠相】の筆跡

茅ヶ崎の史跡から筆跡を見てみよう!

開運筆跡診断コーチの坂井日出夫です。

私の長い長い友人で、茅ヶ崎の歴史研究家であるH氏から大山街道沿いにある石碑、歌碑、句碑、書碑を撮影して送ってくれました。

私は筆跡診断士としてこれらの歴史的な史跡の文字を筆跡診断します。どうぞご覧になってください。

沢山ありますので、少しづつご紹介していきます。

①大岡越前守忠相の書(浄見寺)

大岡越前守忠相は徳川幕府8代将軍徳川吉宗の時代に名奉行として名をはせ、「大岡裁き」としても有名です。テレビ映画の「暴れん坊将軍」でもおなじみですね。

この書『所宝惟賢(しょうほういけん)』は浄見寺というお寺に掲げてあります。この浄見寺は大岡越前の菩提寺で毎年4月に大岡祭りが開催されます。とても庭園がきれいで沢山花々が咲き誇っています。

『所宝惟賢』とは大岡忠相の処世訓だったそうです。「宝というのは、これ、賢(賢い、知恵)なり」という意味だそうです。宝とするものは、金銀財宝ではなく、知恵(賢いこと)が唯一の宝であるという意味で、大岡家の家訓です。

その他に、才能のある人こそ国の最も貴重な宝である。真の宝とすべきものは、民衆誰しもがもっている英知という意味だそうです。

それではこの『所宝惟賢』の筆跡を診断します。下の筆跡特徴をご覧ください。

筆跡特徴からみられる人物像

《筆跡特徴》:《人物像キーワード》

・右上がり :組織の慣習を守る

・はね強  :責任感、粘り、タフ

・転折角  :規則の番人

・等間隔  :理性、論理、冷静

・閉空間大 :行動的、タフ、人望

・上開下閉 :節約倹約、自分に厳しい

・起筆すなお:アシスタントの名手

・接筆開  :思いやり、寛容

【大岡越前守忠相の人物像】

『根はやさしく思いやりがあり、寛容な人柄。自分に厳しく、節約倹約を常としているような人。論理的な人で常に理性的にものごとを冷静に処理する人』

『組織人としては、計画性が高く、責任感が強い人。上司が8代将軍徳川吉宗で、強いリーダーの下で力を発揮できる組織人。社会や組織のルールを守り積極的に前進させる人で、まさに規則違反を許さない仕事が適職の人。』

このように『所宝惟賢』の字から大岡越前守忠相の人物像を診断しました。

今日は第一回目として浄見寺の『所宝惟賢』の書の字から『大岡越前守忠相』の筆跡診断をしました。いかがでしょうか?

次回は茅ヶ崎の『白峰寺』に保存されている「松平定国公」の書『圓通(えんずう)』をご紹介して、松平定国公の筆跡診断をいたします。お楽しみにお待ちください。

ご興味のある方はホームページもぜひご覧になってください。ブログは筆跡診断に関する内容を沢山更新しています。筆跡診断はいつでもお受けします。また筆跡診断士養成講座も開講していますので受講お申込みは随時お受けしています。

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